パパ先生の日記

中学校の理科教諭をしていると同時に、 奥さんと日々子育てに奮闘している『パパ先生』です。このブログでは日々感じていること(子育て・理科・教育活等)をアウトプットしていき、自分自身のスキルアップや誰かのためになる情報発信にもなればと思っています。

平等と公平

 


平等と公平
の違いをはっきり説明できますか?

なんとなくで認識している人はいませんか?

平等と公平は全く違うのでこのことをしっかり理解した上で

子どもたちに話ができると納得してもえます。

 

 

 ≪平等≫

平等・・・かたよりや差別がなく、みな等しい事

 

 つまり全員に同じことをする。次の写真は平等です。

 全員に台を一つずつ渡しています。

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公平・・判断や行動が公正でかたよっていないこと

 

 全員に同じものを与えるのではなく、その人に応じて

 台を与えて機会を均等にする。

 

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この場合は平等か公平かどちらが適しているか

わかりますよね。

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平等に台を与えても試合を見れない人が出てきますが

台の必要がない人の台をプラスで与えることによって

全員が試合を見れるようになりました(右の写真)

 

子どもたちは「平等ではない」と訴えてくるときが

ありますが、本当に平等にすべきなのか?

を問いただして平等ではなく公平が大切な時もある

と感じさせることも必要だと思います。

 

 

教師は平等という視点をもちながら公平を

時と場合に合わせて対応することが求められています。

またさらにユニバーサルデザインの視点を持ち合わすことが

できればより視野の広い教育ができるようになります。

(下の図)

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壁をフェンスに変えるという視点。台など関係なく

全員が見ることができます。

これこそUDの視点!!

 

 

道徳の時間や学活の時間にでも、子どもたちに

『平等と公平の違い』を問いてみてもおもしろいですよ。