平等と公平
平等と公平の違いをはっきり説明できますか?
なんとなくで認識している人はいませんか?
平等と公平は全く違うのでこのことをしっかり理解した上で
子どもたちに話ができると納得してもえます。
≪平等≫
平等・・・かたよりや差別がなく、みな等しい事
つまり全員に同じことをする。次の写真は平等です。
全員に台を一つずつ渡しています。
公平・・判断や行動が公正でかたよっていないこと
全員に同じものを与えるのではなく、その人に応じて
台を与えて機会を均等にする。
この場合は平等か公平かどちらが適しているか
わかりますよね。
平等に台を与えても試合を見れない人が出てきますが
台の必要がない人の台をプラスで与えることによって
全員が試合を見れるようになりました(右の写真)
子どもたちは「平等ではない」と訴えてくるときが
ありますが、本当に平等にすべきなのか?
を問いただして平等ではなく公平が大切な時もある
と感じさせることも必要だと思います。
教師は平等という視点をもちながら公平を
時と場合に合わせて対応することが求められています。
またさらにユニバーサルデザインの視点を持ち合わすことが
できればより視野の広い教育ができるようになります。
(下の図)
壁をフェンスに変えるという視点。台など関係なく
全員が見ることができます。
これこそUDの視点!!
道徳の時間や学活の時間にでも、子どもたちに
『平等と公平の違い』を問いてみてもおもしろいですよ。